ネット証券最大手のSBI証券。いま口座開設をしている方が最も多い証券会社ではないでしょうか。
なぜ選ばれているのか?それは他の証券会社にないメリットが沢山あるからです。私もSBI証券を愛用していますが、使い勝手にはとても満足しています。今回証券会社選びに悩んでいる人に向けて、SBI証券のメリット・デメリットを解説します。他との違いを比べて自分に合うかどうかを確かめてください。
SBI証券のメリット

SBI証券は4つの大きなメリットがあります。
- 圧倒的銘柄数
- 手数料が安い
- ポイントがお得に貯まる・使える
- 定期買付サービスと住信SBIネット銀行が便利
- お得につみたてNISAで長期資産形成をしていきたい人
- 米国株投資を始めたいけど、面倒な作業を省きたい、手数料を極力減らしたい人
圧倒的銘柄数

SBI証券とネット証券4社の取扱銘柄を比較しました。投資信託はSBI証券が最も多く2664銘柄、米国株は同じくSBI証券が最も多く6000銘柄以上となっています(米国株の取扱銘柄には個別銘柄、ETF、ADR(米国預託証券)も含まれます)。取扱銘柄数は他のネット証券会社と比べてもかなり多いです。
あの株がほしいなと思ったときに取り扱いがないと、せっかく魅力を感じて買いたいと思っても買えないという事態が起きてしまいます。各社米国株に力を入れだして、取り扱い銘柄数を増やしていますが、SBI証券が一番の銘柄数となっています。
SBI証券は他にも外国株の取り扱いが9カ国と、ネット証券の中では最多です。米国のみでなく、新興国などにも分散投資をしたいと考えている人には選択肢が増えるメリットがあります。
またIPOの取扱銘柄も2022年3月通期時点で、97.5%の上場株式の取扱いを行っており、主要ネット証券の中で一番の取扱いとなっています。IPO投資をしたい人にとっては大きなメリットです。

手数料が安い

SBI証券の国内株式の手数料はスタンダードプランとアクティブプランの2種類を選ぶことができ、1日の約定代金が少ないうちは、アクティブプランがおすすめです。アクティブプランでは1日100万まで手数料0円となっています。

SBI証券の単元未満株(S株)の手数料は買付0円、売却0.55%となっています。手数料は各社大きな違いはありませんが、特徴として単元未満株の買付手数料が無料なので、日本株の少額投資が気兼ねなくできます。投資信託は各社すべての投資信託で、売買手数料(購入時手数料、信託財産留保額は0円に設定されています。信託報酬は別途かかります。)
単元未満株取引
国内株式の取引は1単元100株が基本となっているため、100株単位での取引となります。単元未満株とは100株未満の株数での取引のことを指します。つまり1株から株が購入でき、数千円から投資を始めることができるので、少額から投資を始めたい人におすすめな取引です。

SBI証券の米国株の取引手数料は0.495%となっており、最低0ドル、最高22ドル(1度の取引で払う手数料の限界値)となっています。これは各社差はありません。差があるのは為替手数料と買付手数料無料ETFの有無となっています。
為替手数料は円貨決済をした際に、1ドル当たりにかかる手数料が記載されています。つまり1回の取引で、0.495%の買付手数料と1ドルあたり25銭の為替手数料を払うことになります。
SBI証券では外貨決済を選ぶことができ、住信SBIネット銀行でドル購入をすると、為替手数料を抑えることができます。

米国ETF10銘柄が買付手数料無料なので、気になる銘柄が手数料無料であれば、口座開設のメリットがあります。米国株の買付手数料は0.495%が一般的です(ネット証券、インターネット経由)。100万円分買うと、4950円もの手数料がかかる計算です。手数料としては大きい額なので、買付手数料は優先して軽減したいところです。
ポイントがお得に貯まる・使える
SBI証券では4種類のポイントがつきます。

Vポイントは投資信託のクレカ決済で付与されます。Tポイント、pontaポイント、dポイントは国内株式取引の手数料に対して付与されたり、投資信託の保有残高に対して付与されます。Tポイント、pontaポイント、dポイントのうち1つをメインポイントに設定することでポイントが付与されます。Vポイントと他の3種類のポイントは2重取りが可能です。
投信クレカ積立では、三井住友NLカードでの決済で、ノーマル0.5%、ゴールド1.0%、プラチナ2.0%のポイントがつくため、とてもお得です。中でもゴールドカードは年会費5500円が年間利用額100万円を超えると翌年から永年無料となるため、メインカードを決めていない人はゴールドカードを作って、投資信託をクレカ決済で購入するとポイント還元的にとてもお得になります。※三井住友NLカードゴールドは年間利用額100万円で10,000ポイント還元があり、クレジットカードの買い物のポイント還元率も2.0%相当になりお得です。

Vポイント、Tポイント、pontaポイントは投資信託の買付に使用することができるため、ポイントを使った再投資で複利を得ることができます。
定期買付サービスと住信SBIネット銀行が便利
これがSBI証券最大のメリットといっても過言ではないでしょう。住信SBIネット銀行との連携で、給与口座からの振替、ドル買付、SBI証券への入金、米国株の買付を全て自動化することができます。

米国株投資や、米国高配当ETF投資などを検討していて、面倒な作業を省略して、なるべく楽に投資をしたいと考えている人にはとても便利な機能です。特に長期積立投資は自分のマインドに左右されないように、自動買付機能をつかって毎月同じタイミングで買い付ける方がきちんとドルコスト平均法を使って、投資をし続けられるというメリットがあります。そうしていないと、人って下落時にも同じように買い続けるということが難しくなるものです。

住信SBIネット銀行とSBI証券を連携して、全自動米国株投資をする方法を解説する記事を執筆しました。詳細はこちらからご覧ください。

SBI証券のデメリット
- ホームページや取引画面が分かりにくい
- アプリのメンテナンスが多い
ホームページの画面が分かりにくい
SBI証券のホームページや取引画面は慣れていない人には少々分かりづらいかもしれません。しかし見る機会が多くなれば段々慣れていきますので、そのうちに気にならなくなると思います。
アプリのメンテナンスが多い
SBI証券の取引はスマホのアプリで行うことが可能です。国内株、米国株、FX、CFDとそれぞれに対応したアプリがつくられています。そのアプリが頻繁にメンテナンスがあるため、その時間帯はアプリ等で情報を参照することができません。メンテナンスは取引を正常に行うために必要と割り切る必要があります。
SBI証券の使い心地は?
- 米国株投資はほったらかしでできる
- ドル建の損益は自分管理
- 使い勝手は概ね満足
米国株投資がほったらかしでできる
SBI証券で米国株の定期自動買付を使いだして1年程度になりますが、買付を自分で行う必要がないのでとても楽ですね。
私が行っている設定は住信SBIネット銀行での外貨積立(ドル)で毎月1日にドル購入、SBI証券への自動送金(ドル)、SBI証券米国株で米国高配当ETFの自動定期買付の3点です。銀行口座に日本円さえ入っていれば、ドル購入から、ETF購入まで自動でやってくれています。設定していると「あ、そういえば設定した日だったな。」と忘れていることも多く、後で確認してみると購入できていたとなることも多いです。
ドル建の損益は自分で管理
米国株アプリでは円ベースでの評価損益も表示できるのですが、円貨決済をしているわけでないので、自分でドル建損益の計算をしています。
つまりドルを購入したタイミングとETFを購入したタイミングが違うため、実際の損益と違ってしまうのです。実際の損益を計算するために、ドル積立による為替差損益とETFの値動きによる損益を計算して、現在のドル円レートで計算をしなおす表をスプレッドシートで作っています。
使い勝手は概ね満足
積極的な取引をする口座としていないため、取引ツールは頻繁に使っていませんが、アプリ上でも指値取引など最低限の取引はできるため、概ね満足しています。
アプリがメンテナンスの時などには価格情報も確認することができないので、別のツールで価格推移や分析を行うようにして、発注のみアプリから行うといった方法をとっています。
ちなみに価格推移は様々な資産クラスをまとめてウォッチリストにいれて確認ができるTradingviewを使っています。
SBI証券が向いている人
- お得につみたてNISAで長期資産形成をしていきたい人
- 米国株投資を始めたいけど、面倒な作業を省きたい、手数料を極力減らしたい人
お得につみたてNISAで長期資産形成をしていきたい人
つみたてNISAでは投資信託を長期で積み立てていくことになるため、買付にポイントがつくのがネット証券のメリットとなっています。中でもSBI証券はゴールドカードでクレカ決済をすると買付の1.0%分のポイントがつくため、他の証券会社に比べて比較的お得です。
またSBI証券ではSBI・Vシリーズの投資信託の取扱いがあり、他の投資信託に比べて手数料が割安なので、つみたてNISAで設定する最有力候補になります。その銘柄を選べることもメリットの一つといえます(現在は他証券会社でも購入できるようになりました)。
米国株投資を始めたいけど、面倒な作業を省きたい、手数料を極力減らしたい人
私のように米国株への投資を毎月一定額積立投資で行っていきたいと考えている人にとっては、手間をかけずに投資をすることができるので大変便利です。
住信SBIネット銀行を使えば、ドル積立の為替手数料もかなり安いので、保有資産が日本円しかない、もしくはほとんど円建資産の場合は、リスク分散としてドルを定期的に買い付けていくことも検討の余地ありです。
これからより一層円安が進むのに備えてドルも持っておくぶぅ
まとめ
SBI証券は国内ネット証券会社の中でもシェアNo.1を誇り、いろんな人が使っている分、初めての証券会社として選ぶには安心できる点だと思います。三井住友FGとの連携など、サービスの進化も目を見張るものがあり、これからのサービス向上にも期待ができます。
取引ツールや投資情報の情報収集などでは、他のツールなどで補完する必要はありますが、お得に投資を始めるには第一選択候補になると思います。
自分に合った証券会社だと思えたら口座開設してみるとよいと思います。